導入
本作はI’m moralistさんの最新作となります。淫界人柱アラカなどが有名なサークルさんですね。
本作は前作である淫界人柱アラカと登場人物や世界観を共有しています。本作をプレイする前に淫界人柱アラカをプレイしていたほうがより本作の物語を楽しめるかと思います。
また、本作はTSもの作品です。
初めて、TSもののエロ作品を知った時は物好きな人もいるもんだなぁと思ったものですが、今では世間?でも普通に受け入れられてますよね。
個人的評価
クリア時間:8時間程度
(カードをフルコンプする場合は20時間程度)
ストーリー | 3.8 |
抜ける度 | 4.2 |
絵/キャラ | 4.5 |
ゲーム性 | 4.9 |
総合 | 4.4 |
本編 ※ネタバレ注意です!
あらすじ
「オレ……女になってる――!?」人に取り憑く怪異は、悪魔と呼ばれ――対価を支払い、奇跡を起こせる。悪魔の力を使いこなすため、退魔師に弟子入りしたネヲナ。
しかし――「使うしかないのか……!? でも、この力を使えば……オレは……っ!」立ちはだかる怪異!ネヲナは、この異界を無事脱出することができるのか!?
夢は本能的な欲望の表れ?
本作は主人公が夢の中で化物に犯される場面からスタートします。
主人公は元々は男なのですが、夢の中では美少女の姿となり、毎晩同じ化物に犯される夢に苦しめられています。
ある日、エロサイト巡りをしていたところ、訳の分からない文字で書かれたWEBページを見つけてしまい、そのページを閲覧しただけでこのような夢を毎晩見させられているようです。
化物に犯される夢を何とか耐えきって朝を迎えた主人公ですが、自分の体に異変が起こっていることに気付きます。なんと体が女体化していました。
パニックに陥った主人公は母親と共にこのようなオカルト現象?に詳しい大学教授の元を訪れます。
意外にも女体化現象についてはすんなり受け入れてもらうことができました。
そもそもこの世には怪異という存在がいて、怪異によって様々な奇怪な現象が引き起こされているという世界観のようです。
大学教授曰く、主人公はインキュバスという怪異に憑りつかれてしまった様です。
そんな話をしていると、前作の主人公であるアラカさんが登場します。
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アラカさん曰く、インキュバスを倒すことは難しく今後主人公が一般社会で生活することも無理とのこと。
むしろインキュバスの怪異としての力を利用して退魔師になることを勧められます。
本名を名乗ることすらも周りへ悪影響があるようで、本日より偽名である「ネヲナ」を名乗ることになりました。
こうして退魔師ネヲナとしての第2の人生がスタートします。
退魔師ライフスタート
退魔師の修行に明け暮れているそんなある日、とある某所の学校が怪異によって異界化してしまい、被害に遭っているとの情報を聞かされます。
しかも、その学校は偶然にもネヲナくんの妹が通っている学校でした。
早速異界化した学校へと向かうネヲナくんでしたが、自分が美少女化したことなんて当然言えるわけないので、身分を隠して学校に潜入します。
妹と久しぶりの再会を果たすも、ネヲナくん自身も異界内に囚われてしまい学校から出られなくなってしまいます。
初めての異界探索
異界の探索は3Dマップでの左右移動で行います。
また、次のエリアに進むためには複数あるルートを選択する必要があります。ルートはいくつものマスによって構成されており、選択できるマスには宝箱マス、戦闘マス、残滓マスの3つがあります。
残滓マスは、百物語という「ありえたかもしれない、あるいはこれから起こるかもしれないHな末路の記憶」を見ることができます。
妹の美咲ちゃんのエロシーンも数種類見ることができます。
百物語を見た後は通常よりも強い怪異との戦闘になります。
本作の戦闘システムはカードを使ったターン制のバトル方式で、怪異のHPを0にすると戦闘勝利となります。
戦闘にはデッキ、マナ、手札、墓地の4つの要素があります。
毎ターン、デッキから手札を4枚になるように引き、画面右下に溜まっているマナを消費することでカードを使用します。マナも毎ターン補充され、消費されなかったマナは次のターンに持ち越されます。
また、デッキの枚数=ネヲナくんのHPとなっており、怪異からダメージを受けるたびにダメージ分のカードがデッキから墓地へ送られます。
怪異の攻撃によって自分の使いたいカードが墓地に送られてしまうことが良くあるので、とにかく短期決戦での決着が重要です。
引けるカードも残ってないですし…。こうなったらあのカードを使うしか…。
ネヲナくんは通常の手札とは別に”悪魔カード”という特別なカードを持っています。ネヲナくんに取り憑いている怪異の力を借りて発動するカードで、種類は複数ありますが、どれも強力な効果を持っています。
但し、使用するには代償があります。悪魔カードを使うとネヲナくんの異聞値が大幅に上昇してしまいます。異聞レベルは怪異の侵食度のようなもので高くなりすぎるとネヲナくんが異界に囚われてしまいます。
因みにネヲナくんのHPが0の状態で怪異さからダメージを食らっても異聞値は上昇します。
悪魔カードのおかげで無事怪異を倒すことが出来ましたが、異聞値が大幅に上昇してしまいました。
怪異を倒すと新たなカードが手に入ります。カードにはレア度☆があり、レア度が高いほど強力な効果を持ったカードになります。
怪異を倒してカードを手に入れ、自分のデッキを強化しながら異界探索を進めていくのがこのゲームの基本となります。
カードの種類には格闘カード、退魔カード、魔女カード、エロカードの4種類があり、総カード枚数は150種もあります。これだけ種類があるとどのカードをデッキに入れるか迷いますが基本的には1つの属性に染めたデッキ構成が良いようです。
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異聞レベルが上昇するとネヲナくんが怪異に犯されるイベントが発生します。異聞レベルが高くなるほど内容もエグくなってきます。
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異聞レベルが∞になったことで完全に異界に取り込まれてしまったネヲナくん。繰り返し怪異に犯されていると、とある2つの選択肢が浮かんできます。
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BADEND…。
BADEND後は手に入れたカードを引き継いで二週目が開始できるようです。カード以外にも道中に増やせたデッキコストなども引き継ぐことが出来ます。
修行パート
二週目を開始すると、学校へ向かう直前に戻されます。
本作の拠点となる大学内には、メインクエストとは別に「存在しないはずの階」というダンジョンが存在します。マスの数も少なく出現する怪異のHPも低いので周回してカードを集めるのにはもってこいの場所です。
これがこのダンジョンのボスである万年助教くんです。
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〜終わり〜